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今回ご紹介するゲストは、地元青森県で刺しこぎん作家として活躍されている
田中 敏昭さんです。
もともとは奥様の作品をきっかけに刺しこぎんの世界に魅了されてご趣味として始められたそうですが、その後本格的に創作活動を開始、地元で個展を開かれたり多くの作品展に出展され、伝統を守りながら新しい発想を取り入れ日々創作に奮闘していらっしゃるそうです。
2011年の3月、テレビ朝日「人生の楽園」の放送をご覧になった田中さんが、数年前にご自身で採取されたアオイガイという白くて壊れやすい繊細な貝殻を箱いっぱいに送ってくださいました。割れないよう大切に保管されていたそうです。東日本大震災後、不安な日々を過ごしていた園長もスタッフも、田中さんのお心遣いにたくさんの元気をいただきました。
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田中さんは当時アオイガイランプを試作されていたそうですが、発光ダイオードの色変わり小型ランプが貝殻と一緒に同梱されていました。実はこの時、園長は眼病の手術を控えており、暗澹とした空気の病室に副園長がアオイガイ2個とランプを届けました。夜更けのベッドサイドでそっと点灯してみると、純白の薄く脆い貝の、しなやかに不可思議な生命の文様美が闇夜に浮かびあがり、朝までずっと、園長の心をなぐさめてくれたのです。(感謝!)
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無事に眼の手術を終えた園長、ベッドに座り視力0.03の左目で早速アオイガイを使った新作を構想しながら5点ほどラフスケッチしました。ツル、オウム、ゾウ、雲、ハリネズミです。それが「凍鶴」、「(花祭り)白象」、「タイハクオウム」、「西遊記(觔斗雲と孫悟空)」にうまれかわりました。5点目は…?園長の怠慢です。
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